エジプトにはいつか行くのだろうと思っていたけど、まさかこんな急に行くことになるとは。
9月から10月にかけて16日間滞在したスリランカでデジタルデトックス中、たまたま勝手に開いたスマホから届いた情報がエジプトツアー。
現地で仲良くなった人がエジプトから来たとか、これからエジプトに住むとか、エジプトに行った人からのピラミッド情報とかが続いてた中での出来事。幼小頃から団体行動が苦手で修学旅行も自信なかったからツアーに参加するなんて思いもしなかったけど、今回はピン!ときて、考える間もなく申し込んだ。
潜在意識が知らせてくれる「今だ」「これだ」のタイミングを逃さずキャッチ&実行するようになってから、どんどん自分の世界がやさしく歓びに溢れたものへと変化してきている。
世の中は甘くないとずっと思い込んでいたけど、実はこの世は甘い。
誰にも遠慮する必要なく、生きている限り好きなことを目一杯楽しめばいいのだ。
直感こそが本心の願い。行かない理由はいくらでも思いつくけど、もう迷ってはいられない。
〔11月8日〕
関西国際空港発 エディハド航空でアブダビまで約12時間のフライト。
ビジネスクラスのシートの向きは進行方向と反対側だったので、初めて背中からの着陸を経験できて面白かった。
〔11月9日〕
アブダビからエジプトカイロまで約4時間のフライト。
カイロ空港で旅行社のトレジャーオブエジプトさんのお迎えがあり、ピカピカのベンツの巨大バスでホテルへ向かう。空港から約40分で到着したCairo World Trade Center Hotelは全室スイートでめちゃくちゃ広い。ベッドルームが3つ、バスルームも3つ、踊れるほど広々としたリビングとベランダ。とりあえず踊った笑。
日本のホテルのようなアメニティは充実していないけど(歯ブラシもない)タオルやドライヤーなどはあり、部屋にキッチンも洗濯機もあるのが助かる。
早速シャワーを浴び、朝食をいただきにレストランへ。まだ朝の7時半。
何度も機内やラウンジで食事してたのをすっかり忘れて、珍しいお料理に興奮。
新鮮なお野菜にごまペースト、様々なドライフルーツやフレッシュフルーツ、チーズに多種類のパン。どれも美味しく食べた。
朝食会場で同じツアーの参加者さん達と早速話が盛り上がり、旅の後半に向かう予定の古都ルクソールの情報もいただけた。
ホテル出発の13時まで少し休もうと思いつつ、ワクワクしすぎて全く眠れず。
バスに乗り、まずはナイル川クルーズランチへ。
ふと気がつくと胃腸が重くめっちゃ体調が悪い。完全に食べ過ぎてた。。。
ずらりと並ぶバイキングにも近寄れず船上に行き、気持ちの良い風と太陽の光を浴びながらカイロの街並みを眺めた。
夕方にはピンク色の外観が素敵なエジプト考古学博物館へ。収蔵点数は20万点以上。
なんと博物館を丸ごと貸し切って頂けたとのことで、普段は写真撮影NGのツタンカーメン像の写真も撮れるし見応えも抜群。一人づつツタンカーメンとのツーショットを撮ってくれるというサービス付き(笑)。1階フロアでは特に、巨大なハトシェプスト像に心が惹かれた。
トレジャーオブエジプトのサラハさんにガイドしてもらいながらじっくり楽しみ、ホテルへ。相変わらず胃腸がしんどくて夕食も口に出来ず、持ってきた青家の梅しょうがペーストと味噌をお湯に溶かして飲んだ。これがめちゃくちゃ良くて、心身ともに芯からホッとした。
〔11月10日〕
身体は疲れているのに興奮しているせいか頭が冴えて全く眠れない。2時前からベランダに出て外を眺めていたけど、普通にお店が開いていてたくさんの人がご飯を食べたり喋ったり踊ったり。
洋服屋さんまで開いてるし赤ちゃん連れの人もいるのが不思議な感じだった。都会だから?昼間は暑いから朝まで遊んで昼は寝てるのだろうか。
図らずも20時間以上の断食になり頭も身体もやたらクリアな状態で朝4時にホテル出発。
最古と言われる階段ピラミッドに到着。夜明け前の空に浮かび上がるピラミッドは幻想的な美しさ。
こちらもまた貸し切っていただけたとのことで、ピラミッドの地下に案内してもらう。この階段ピラミッドの地下に入れるようになったのはつい最近のことらしい。
砂地にどうやってピラミッドを建設したのか不思議だったのだけど、なんとピラミッドの下は巨大な岩盤らしく、37キロ先の3大ピラミッドまで地下で全て繋がっていると聞いて驚愕。大きなピラミッドの下に、比べものにならないくらい巨大な地下都市があったなんて。中はトンネルだらけで迷うともう出てこれないからとにかく離れないで、とアナウンスがあり、急勾配の階段を慎重に進む。天井は男性はしゃがまないと通れないほどの高さの場所も通り、到着した空間を見て言葉を失った。
知らない間にこんな深く降りていたなんて。見上げた天井(地面)ははるかに遠く、どうやってこんな地下の空間が作られたのか思考では追いつかない。
ガイドさんによると、まずは岩盤を深く掘り、そこに紅花崗岩の塊を降ろして配置してからピラミッドを建設したとのこと。
ここは宇宙のエネルギーとアクセスする地球の中心地で、母船が到着する中心オフィスのような場らしい。まさにゼロエネルギー空間。
そのゼロポイントを囲む石が紅花崗岩。この日はちょうど姉の18回忌で、姉のために私が選んだ墓石も紅花崗岩だったこともあり感動で震えた。
4年ほど前に亡くなった父が最期「わしな、もう母船に帰らなあかんねん」と言ってたことも思い出して、なんだか胸が熱くなる。
有名なピラミッドそのものも素晴らしいのだけど、見えない方(地下帝国)が遥かに大きく繋がっていて、そちらのパワーを身を持って体感出来たことに感動しまくった。そしてこの懐かしさはなんだろう。
次はウナスのピラミッド。
ここは初めて壁のレリーフが見つかったところ。
このレリーフは二重構造になっていて、光を当てるとまた別の文字(呪文)が浮かび上がってくる。残念ながら照明をぶつけて一部破損した観光客がいたらしく、ライトアップは禁止されていたのだけれど、動画で見せてもらえた。
最後は巨大な地下回路、セラピウム。ここ、まじで凄すぎた!
地上にはピラミッドのような建造物はなく、地下のみ。女性でもかなりかがまないと進めないくらい低い天井のトンネルを通った先には、48個の大きな石棺が配置されている。
発見時には蓋が開いた状態だったらしいのだけど(中からは何も発見されていない)、蓋だけで200トン。どうやって開けた?しかも地下通路はひと一人さえ苦労して通るほどの狭さ。当然この大きな石棺が通れる幅も高さもない。
石棺は800キロ先のアスワンから運んできた花崗岩で出来ていたり、黒曜石のものもあった。
暗いはずの地下で火が焚かれた形跡がなく(松明の煤がない)、その時代から何らかの照明技術があったことが想像できる。また今の技術で考えるとこれほど深い地下で作業するには酸欠になるので、空気の循環システムも考えられていていたのではと、説明してもらった。いつの時代かわからないけど、重要な力の施設だった石棺の中身が取り出され、他の場所に隠したのではないか。その力は相当意識レベルが高い存在が扱っていて、たぶん海の底のどこかにあるのでは、そしてその技術を潜在意識で記憶している人がいるのではないか。アトランティス時代のエネルギー発電機では、または古代の知恵の記憶装置なのでは、などなど、様々な意見が飛び交う。
なんだかわからないけど、この重要なエネルギー装置がもうすぐ再起動されるのでは、とわくわくしてきた。
ランチはラムやチキンなどのプレートとアエーシと呼ばれる焼きたてのエジプトパン。結局27時間ほどの断食になり、初めて口にしたエジプト風モロヘイヤのスープがとても美味しかった。
説明によると、エジプトには農薬も化学肥料もないらしく、調理法もシンプル。
砂漠でこんなに新鮮で美味しい野菜が採れるイメージがなかったけど、時折ナイル川が氾乱するおかげで土地が肥え、さらに気候が安定している分、年に何度も安定的に収穫が出来るそう。羊や牛の餌も新鮮で年中豊富なので完全グラスフェッド。普段は苦手なラム肉も全く臭みがなく美味しかった。デザートに出てきた生のデーツも珍しくて美味。
午後はパピルスという植物から作られた紙に描かれた絵やガラス瓶と香油が売ってるお店、民俗衣装のお店などに行った(そう言えば今回は何も買っていない)。
ディナーにはターメイヤと言うそら豆のコロッケや目玉焼きとハムなど。必ず出てくるアエーシ(エジプトパン)とフムスが美味しい。
古代文明の読み解きや宇宙に関しての独自の考察など同じ趣味を持つ人たちとテーブルを囲み、お互い喉が枯れるくらい興奮して話し合った。
〔11月11日〕
ツアーで仲良くなった参加者の皆さんとの会話が盛り上がる。それぞれの分野のオタクたち、ほんと最高!
この日はまず、新しく出来たエジプト国立文明博物館へ。
エジプトの歴代の王達のミイラがこの博物館の地下に展示されていて、1体1体のミイラの輸送のためにそれぞれ特別な車が作られ運ばれてきたそうな(ミイラ館は写真NG)。
ランチにはパスタ入りのスープやオクラと牛肉のトマト煮込み、パスタ入りライスなど。デザートには丸々りんごが出てきた。もちろん切らずに。味付けはどれもシンプル。
午後、ギザの3大ピラミッドに到着。
とてつもない大きさのピラミッドは二重構造になっていて、内側は花崗岩、外側は石灰岩。その上にカバーがあり(今はほとんどない)、カミソリ1枚も入らないほどきっちり完璧に作られていたらしい。一説によると、石灰岩を一旦細かく砕いて粉子状にしてから型枠に入れ、特殊な薬剤を加えて固め軽石にした状態で運んでいたのでは、とのこと。
また、石灰岩は熱と圧力と時間の力で大理石のようにピカピカになるみたいだから(ルクソールでその破片を発見した)、きっと宇宙からもピラミッドは輝いてくっきり見えていたのだろう。
この3大ピラミッドはオリオン座と繋がっていて(配置も同じ)、それぞれでエネルギーを作り出していたのでは?という見解を聞いた。よく王の墓と言われるけれど中からミイラが出てきたことはなく、王の墓は別の場所から発見されているそう。
この3大ピラミッドと初日に入った最古のピラミッドの地下が全部繋がってるなんて!人間業とは思えない。
ただし奴隷が作った感じはしなかった。このピラミッド建築にあたった石工たちは古代から引き継いだ特別な技術を持っていて大切にされていたのだろうと思った。
もしかしてこのピラミッドを作ったのは超古代の日本人、もしくは同じルーツを持つ民族なのでは?と感じた。いま地球にいる日本人が過去生で作ったのかもしれない。わからないから想像が楽しい。
興奮冷めやらないまま、世界最大で最古のスフィンクスの元へ。
ここは約1200年前とかなり歴史が古く、ここからエジプト文明が始まったと考えられている。
何とこちらも貸切で普段は入れないスフィンクスの足の間にも入らせてもらった。
私がとても強いエネルギーを感じたのは、真西に当たるお尻のところ。身体を近づけると電気が走るように全身がビリビリした。この地下に古代の叡智が眠っているのかな。
正面は柔らかく優しい波動だった。正面は完全に東を向いていて、9月21日には東の獅子座から光が直線に繋がり、朝日が昇るにつれて身体全体が光り輝くそう。
ここも地下は岩盤で、この巨大な彫像が1枚岩で出来ているなんて凄すぎてクラクラする。地下図書館だったのでは?と推測されるスフィンクスの足元には港が発見されていて、太古このあたりは海だったという見解もある。
夜はなんと、ギザの3大ピラミッドを貸し切ったライブ。
この場所を貸し切れるのは世界中でも今回が最後だったようで(今後は政府関係者のみ)、なんだかすごいタイミングで来たな、と。会場から出て一人静かにライトアップされる3大ピラミッドを前にしていると不思議なくらい懐かしさが込み上げてくる。ああ、帰ってきたんだな、と。明らかに宇宙船がこちらを見にきていて、光が緑になった瞬間に姿を消した(同じ場所にいたほとんどの人が見ていた)。空には雷が何度も光り、なんと翌朝には10年ぶりにカイロに雨が降った。これには現地のガイドさんも本当に驚いていたらしい。
ここに来てエジプトと日本の強い繋がり、そして全ては一つだったと言う確かな体感がある。どこから目線?と自分でも不思議になるくらい、目の前にいる人に対して「私たちの愛しい娘たちよ、ありがとう」という感情が溢れて涙が止まらなくなった。
はるか太古の時代、わたしたちはずっとひとつだった。今こそ多くの人が思い出せる時がきた。存在そのものが愛なのだ。
愛しか存在していない。
11月11日になぜ3大ピラミッドにいるのか思考では全くわからないけれど、大体いつもそんな感じ。急いで理由を探さなくても、タイミングが来たらちゃんと腑に落ちる。
続く