青家の酵素シロップは自然の力で育まれた安心安全の旬食材を選んで育てています。酵素シロップ作りにおいて大切にしている想いをまとめました。

1.自然と調和してうまれたもの

酵素シロップ作りを始めたきっかけは〈青家について〉にも書いているのですが、とても大事にしているのは微生物のちから。
微生物って目には見えないけど、私たちの身体も微生物と共にできています。
特に大切なのは腸内細菌。中医学では腸は肺と脳とつながっていると考えます。
腸がいつもきれいな状態だとスムーズにデトックスできて思考もすっきりクリアだし、腸が不調だと気分まで落ち込んだり。心と身体は常に影響しあっているので、食べるものを変えたら性格や人生まで変わることも決して不思議ではありません。

花の収穫

自然栽培有田みかんの花

食材は可能な限り畑にお伺いして、生産者さんとお話したり土や植物とコミュニケーションを取るようにしています。
日本各地で素晴らしく健康に育った季節の花、果物、野菜を選んで、収穫した日に送っていただき、到着したらすぐにスタッフと作業して、発酵させて育てます。
「どのくらいで発酵しますか?」とよく聞かれますが、素材の個性と時期にもよるので私にもわかりません。
人間の都合でスケジュールを決めないで素材の微生物にゆだねているので青家の酵素シロップは不定期でしか完成出来ないけれど、予想がつかないことも楽しいと思っています。

和歌山の自然栽培南高梅

ある時、謎の皮膚炎で全身にひどい湿疹ができました。
痒いし痛いしなかなか治らず精神的にも本当に辛かった時、思いついて作ったのが青梅とキダチアロエの酵素シロップでした。
皮膚は肺と繋がっていて腸と連動しているので、こんな時こそ腸をパワフルに浄化する酵素シロップが必要だ!と思ったのです。
どんな自然療法や薬を試しても治らなかった湿疹があっという間にきれいになって自分でも驚いたし、自然の力への信頼も確信になりました。
幼い頃からの貧血でずっと飲んでいたなつめや当帰などの漢方薬も酵素シロップにしてみたらとても美味しくて。美味しいからこそ続けられますよね。

京都の限界集落久多で収穫したなつめ

美しく香り高い新生姜

こちらは毎年届くのが楽しみな新生姜。熊本で不耕起の自然栽培で生姜を育てられてます。つまり耕さない、農薬はもちろん肥料も一切無し。
だからと言って何もしないわけではないんですよ。ひたすら草抜きしたり常に土の様子を見たり、猪から生姜を守るために畑で寝泊まりしたり。とにかく手間がかかるし病気になって収穫できないリスクもある。

青家で仕入れさせていただいてる食材のほとんどが無農薬無肥料の自然栽培です。
自然の陰と陽、大地の陰エネルギーと太陽の陽エネルギー、つまり相反するものが統合し調和してものがうまれる。
だからプラス(+)とマイナス(−)で土と書くのだと思います。
この完全な調和から生み出された食材のエネルギーは、人の心や身体のバランスにも力を貸してくれるとわたしは思っています。
自分の中の陰陽、光と闇、男性性と女性性の統合、あらゆる二元性を超えた自分軸。自分らしく生きるために、この調和はとても大切ですよね。

わたしが自然栽培の食材を選ぶ理由はここにあるんです。

2.花の波動、フラワーエッセンスの効能

青家の酵素シロップには必ずよしこ先生のフラワーエッセンスをブレンドしています。2022年4月に行った沖縄本島では、よしこ先生と一緒に花の世界を楽しみました。

フラワーエッセンスの歴史は古くて、開いた花に溜まったしずくを飲んで心身を治療してたという古代の花療法というのがあるんですよ。古代ギリシャ、エジプト、ケルトや世界の先住民族が使っていたみたいで、花で人々を癒した痕跡が発見されてるんです。最古の記録は1520年。

それからしばらく忘れ去られていたフラワーエッセンスの花療法をイギリスのバッチ博士が体系を作り上げて今に伝わってるそうです。その真髄を日本で広め続けているのがよしこ先生。いまは朝露を全部飲むわけには行かないので、午前中の太陽の光と天然水で自生してる花のエネルギーを転写させる方法を取ってます。

朝一緒に月桃の花に会いに行って、その場で朝露を飲みました。
花弁から滴り落ちた雫は一瞬にして心も体も満たしてくれました。人の影響が少ない大自然の中で咲き誇る花を選ぶのですが、よしこ先生が作るエッセンスは本当に特別。いつもその時期の花で出来たばかりのフラワーエッセンスを何種類か選んで送ってもらってます。

フラワーエッセンスは、人の感情を癒してくれるんです。わたしは花療法の他にも中医学や量子波ヒーリングなども学んできましたが、「人の心(感情)は肉体から切り離すことが出来ない」というのは全てに共通しています。健康であり続けたいなら、日常的な感情のケアが欠かせないんですよね。

フラワーエッセンスに深い癒し効果があるのは、実際に飲み続けているわたしがまさに実感しています。

花によって波動や効能が違うのですが、面白いのは同じ花でも作る人によってエッセンスの仕上がりが変わるところ。あと飲む人の状態によって受け取る感覚が違う場合もあります。例えばすごく頑張りすぎてる人はほわ〜っと緩むような感じがしたり、なかなかやる気が出ない人はシャキンって目が覚めたり、ほんと様々ですね。写真の月桃の効能は美、心の潤い、リラックス、インスピレーション、受容的な愛。まさに女性性、そういう波動に満ちてる花です。だって月の桃だもん、素晴らしいですよ。そういった力は青家の酵素シロップには欠かせないものです。

3.酵素シロップの美味しさのひけつ

同じ花から出来るものでも、精油や蒸留水のように香りがはっきりしてるものはダイレクトに体に効きますよね。アロマオイルを嗅ぐと鼻がすっと通ったり、頭の痛みが取れたり。

でも花の波動っていうのは水に転写させるものなので、味や香りを感じるのはわかりにくい。目には見えない部分だけど、それが見えないところの傷を癒したり、抑えてた感情を浄化させてくれる。例えばトラウマとか、傷ついた辛い思い出とか。そういう深い傷ってみんな持ってるじゃないですか。そういうものを溶かして心と魂を修復してくれる。自分で自分を潤し満たしてあげれるようになる。

飲み続けていくと自分の中で次々と《気づき》が起きます。花って本当に優しくて。本来の自分にどんどん戻るために、もういらない概念を取り除いてくれるんです。私はフラワーエッセンスを2017年から飲み続けるけど、傷つきすぎてて直接向き合うのは無理!!みたいな内容のことも、いつの間にか花が溶かしてくれてふと気付いたらなんかもう大丈夫かもって思えてきたり。どの状態も完全なものだったんだ、って気がついたというか、不完全な自分も丸ごと愛せるようになってきて、創り出すものもどんどん変わってきました。

だから青家の酵素シロップを作るときにもフラワーエッセンスは欠かせないって思ったし、ずっと自分で育てて飲んでる天然乳酸菌も入ってるし、それに食材の微生物たちが混ざり合って、なんだか液体の中で泡がダンスしてるというか、微生物達のお祭りみたいに感じることがよくあります。

自分が人生でしたかったことってみんなあると思うんです。天命というか、目的ですよね。
本来生まれた時は自分そのものなのに、学校教育とか社会とかで、自分が剥き出しだったら生きていけないんだな、なんとか馴染まないとってなっていく…。
私もそういう感覚を未だに覚えてますが、自分を抑えていくうちに、私って本来どういう人だっけ?何を望んでたっけ?っていうのが分からなくなってきた。
こうしなきゃ生きていけない…っていう縛りの中でしんどい思いをしてしまう。[Have to]とか[must]とか厳しい概念で自分自身を責めて痛めつけてしまうような感覚。そういうのをいつの間にかやわらかくほぐして溶かしてくれるのがフラワーエッセンス。自分に優しくなるとまわりにも優しくなって世界が調和していく。だから是非そんな素敵な花の波動を届けたいなと思って。

なかなか言葉だけでは伝えきれないので、身体で感じてもらうのが一番だと思う。

私がこういう効能なんです、と言ったところで、飲む人が受け取るものだから。人それぞれに感じ方は違うし、その人の身体を作っている微生物と、この酵素シロップの微生物や花の波動が一緒になって、その人の命を磨いていくみたいなも。どんな風に効きます、というのはあまり気にしなくて良いんです。知りたい人のためには書いているけど、ご本人が感じる事が全てで、飲み続けていくうちにもう要らないものが浄化されて本来の魅力がだんだん出てくるから。青家の酵素シロップは身体と心と魂と、全てに作用するように作ってるんです。一人ひとりみんな違う種というか、オリジナルの情報を持って生まれてきてるから。フラワーエッセンスの雫って、「小さな悟りの光」なんですよ。

花は自分の持って生まれた情報を必ず咲かしきるじゃないですか。チューリップの花からヒマワリは絶対出来ないし。人間もそれぞれ自分にしかない花の種があってみんな違うのに、自分の情報ってなんだっけって忘れちゃってるんですよね。生まれる前とか、生まれた直後は分かっていた筈なのに。それを思い出させてくれるものを作リたい。植物の魂はわたしたちが生まれてきた目的を思い出して自分だけの花を咲かせてゆけるように「目覚め」を促してくれるんですよ。

自分はこういう風なことがすごく得意で、これは夢中になるくらい楽しいけど、これはあんまり興味ないから頑張っても無駄だなとか。自分の取り扱い説明書みたいな、自分を構成しているレシピみたいなものを思い出した方が絶対楽だから。美味しく飲みながら、私はこうだったわ!って気づく過程の中でその人の花がどんどん開いていく感じ。「あの人はすごい輝いているな」というのも、特別な人でもなんでもなくって、思い出したんだな自分を、ってだけなんだけなんだよ。誰でも必ず輝くんです、自分だけの花を咲かせたら。

本来の自分を思い出すきっかけをくれる、それのお手伝いというか《気づきの一滴》というのを青家の酵素シロップができると思って。水の波紋が広がって行くように。最初は「美味しい」だけで充分なんだけど、飲み続けて行くうちに伝わったらいいな。

わたしが作る酵素シロップは、天然乳酸菌も入れてそれぞれの素材を発酵させて、時がきたな、と思ったらブレンドするのだけど、ブレンド自体も微生物の声を聴くというか、なんか感覚的にぴたっとくる割合があるんですよ。これとこれを合わせよう、と事前に予定していても、当日になったら違うな、こっちなのね、ということもあるし、どうなりたいか、素材たちにゆだねてる感じなんです。出来上がったシロップを飲んでみて、その波動を感じてぴったりくるフラワーエッセンスをブレンドして、さらに寝かせて育てます。

だからこそ、食材あってのものなんです。その土地の空気や水、微生物あってのものだし、作る人や触れる人の気持ちがあって初めてできるものなので。食材が何より大事なんですよね。素晴らしい食材を選んだあとは微生物や波動や目に見えないものが作り上げてくれる世界なのでわたしはお手伝いするだけ。ただただ植物の恩恵に感謝して、素晴らしい酵素シロップが完成するって信じてゆだねることを何より大切にしています。